STAFF BLOG
スタッフブログ
STAFF BLOG
スタッフブログ
EVENT
2025年06月26日
未完の完成
皆さんこんにちは。ビルド建築設計室の浅田です。
先日、若手社員を中心とした研修で東京に行って参りました。そちらで見学した建築について考えたことを紹介いたします。
●Ginza Sony Park

かつてソニービルのあった敷地に建てられたコンクリートの建造物。これ、公園です。見た目からは全く用途が見いだせない異様な雰囲気でした。

そして内部に入ってみても階段が植物のツタのように大きく回っている。正直、「なんだこれは。」と思いました。(笑)
しかし、考えてみるとこの感情は“公園”という固定概念にとらわれていることが原因でした。公園と聞くと、
緑が広がっていて、子供が走り回って、などと想像するかと思いますが、そこを深掘りしてみた結果、僕の中で公園とは
「利用する人がその時にしたいことを気軽に行える場」だと思いました。
改めて、東京の銀座。多種多様な人がいる。角地。天候が雨。夕方。自分なりに見出した“公園”と様々な周辺状況を踏まえ、もう一度階段を上ってみました。

すると、待ち合わせをする人。観光で訪れてイベントの記念写真を楽しむ人。ただただ雨宿りしている人。と様々な形であれ、憩いの空間が広がっていました。
建物内を歩くたびに使われ方が変わっていく建物であり、目まぐるしい変化が常に起こっている東京にふさわしい建築だと思いました。
ふと思うと、天井の配管が丸見えであったり、外壁に施された鉄骨のフレームは工事中の現場の足場のように見え、
こういった操作はまだまだこの建築は完成することはない、すなわち“未完であることが完成である”と思いました。
以上、浅田でした。
先日、若手社員を中心とした研修で東京に行って参りました。そちらで見学した建築について考えたことを紹介いたします。
●Ginza Sony Park

かつてソニービルのあった敷地に建てられたコンクリートの建造物。これ、公園です。見た目からは全く用途が見いだせない異様な雰囲気でした。

そして内部に入ってみても階段が植物のツタのように大きく回っている。正直、「なんだこれは。」と思いました。(笑)
しかし、考えてみるとこの感情は“公園”という固定概念にとらわれていることが原因でした。公園と聞くと、
緑が広がっていて、子供が走り回って、などと想像するかと思いますが、そこを深掘りしてみた結果、僕の中で公園とは
「利用する人がその時にしたいことを気軽に行える場」だと思いました。
改めて、東京の銀座。多種多様な人がいる。角地。天候が雨。夕方。自分なりに見出した“公園”と様々な周辺状況を踏まえ、もう一度階段を上ってみました。

すると、待ち合わせをする人。観光で訪れてイベントの記念写真を楽しむ人。ただただ雨宿りしている人。と様々な形であれ、憩いの空間が広がっていました。
建物内を歩くたびに使われ方が変わっていく建物であり、目まぐるしい変化が常に起こっている東京にふさわしい建築だと思いました。
ふと思うと、天井の配管が丸見えであったり、外壁に施された鉄骨のフレームは工事中の現場の足場のように見え、
こういった操作はまだまだこの建築は完成することはない、すなわち“未完であることが完成である”と思いました。
以上、浅田でした。