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つい先日、ビルド建築設計室スタッフを中心に京都へ寺院研修に行ってまいりました。
今回の研修では、寺院と庭園を見学し庭屋一如の考え方を学び雅を感じることがテーマ。
「庭屋一如」とは、自然と建物は切り離すことはできず一体となって調和しているという考え方です。
この概念を実際に見て感じる。
個人的に訪れたことのあった寺院にも行きましたが、この概念を意識することで全く違う見方ができ学びの研修となりました。



訪れた寺院の中から・・・
こちらは文人、石川丈山が1641年（寛永18年）に終の棲家として造営した「詩仙堂」の石庭。
現在は曹洞宗「六六山　詩仙堂丈山寺」となっています。

東福寺、南禅寺など、それまでに見た迫力のある庭園とは少し趣が異なり、
隠された様に１つだけえ据えられた石をツツジが囲んでいる落ち着いた石庭。
池には氷が張るほどの寒さの中でしたがいつまでも眺めていられる・・・



詩仙堂は、でこぼこした土地に建てた住居という意味で正式には「凹凸窠」と呼ばれ、
石庭の下には階段でつながれた何層ものお庭が続きます。

茶室 残月軒


小さなお地蔵さまが置かれた苔の広がる庭


詩仙堂が発祥ともいわれるししおどしが響く中、ありがたいことにビルドスタッフ貸し切りで堪能できました。

２日間で10箇所近くの寺院を巡り、まだまだ整理しきれていない状態にありますが、
学びが多く、充実した時間を過ごすことができました。

ビルド建築設計室　水上