STAFF BLOG

スタッフブログ

こんにちは、ビルド建築設計室の水上です。
先月、設計室スタッフで研修として東京へ建築見学へ行って来ました。
ビルドの建築見学、メインとなる建物を見つつ街ブラをしながら気になる建築を見るスタンス。
そんな研修の中で今回はちょっと面白い見学会に参加してきましたのでご紹介します。


●二度見したくなる外観

2005年に完成した三鷹天命反転住宅という、全部で９戸の集合住宅。
芸術家でもあり建築家でもある荒川修作とマドリン・ギンズによって設計されたユニークな住宅です。
独特なデザインとコンセプトで、ただの住まいではなく、住む人々の感覚や思考を刺激する住まいとなっています。
写真でもわかるように建物自体がアートのようで、一度見たら忘れないインパクト。


●側面は四角、丸、四角、積木のように重ねられています

外観を見学してから内部へ。外観同様、色とりどり（計14色だそうです）の壁や丸や四角の形状の部屋が広がって不思議な感覚。
四角の部屋ですら普通ではないように見えてきます。
床はボコボコしているし、上り棒？やらはしご？やら子供たちが喜びそうなスペースがいっぱい。

そして見学会が始まるとスタッフの方々によりこの建物を建築するに至った経緯、
実際にどのようにこの住まいを感じれば良いのか、そこから何が起こるのかなど質問形式に実践を交えて体感させていただきました。
部屋の中をグルグル回ったり、歩き回ったり、段差がどのような効果を生み出すのか、とにかくユニーク。


●実際に住まれている方が7組とのこと。
　どんな生活をされているのか気になります・・・


●カバンもフックをかけて好きなところへ！どう使っても自由なのです。


●一番気になるスペース。
　クッションを置いて寛ぐのにちょうど良い丸み？？


●サニタリスペース
　シャワーの向こうにトイレが、、　　扉はありません。


この見学会で今までの住まいの概念では全くなかった考えを体験し、貴重な学びの機会をいただけました。

サブタイトルについている　イン メモリー オブ ヘレン・ケラー　ヘレンケラーに捧ぐ・・・
この意味を知るためにもぜひ皆さんも参加してみてください。
三鷹天命反転住宅


同じく荒川修作とマドリン・ギンズによって築かれた不思議な体感ができる巨大なアート庭園で不思議な空間体感できる場所。
養老天命反転地