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ワイナリーで私が一番食いついたのが

物置小屋・・・

土壁に洗い出しを施せばこうなるか？
土壁が完全硬化してから、はつり仕上げという手もありそう。
やってみたい壁のアイデアがいくつか浮かぶ。
土壁をそのまま仕上げとして観る以外にも
表面を破壊することで出てくる魅力があるはず。
と
物置の前で考え込んでると
能天気3人組が呼んでる。


ファンキーなトイレを発見したから観に来いというのだが
3人そろって
「アキオはこういうの大好きだろう？」
私はこいつらにどんなふうに理解されているのだろうか・・・


物置小屋に後ろ髪を引かれ、
更にブドウ畑をひた走る。
連行されたのはワイナリー2件目。
ウィラウィラ　ワイナリー。

ワイナリーに来てワイン見ずに建築観てる。。

本体は煉瓦造。
前面にスチールむき出しの平屋を増設してる。

奴らは無視して、
エントランス左ではスチールの質感満載の建築を石積の基礎に乗せて
中央庇のスチールから木を絡ませてパーゴラを構成。
特筆すべきは「パターン」
軒の目地パターンと床の石、煉瓦、背景の石壁
このデザイナーはとても優秀な方です。
樹脂・プラスチック素材が使われていない中
本物素材の味が上手くいかされている。

観察に夢中な私は置いてきぼりで
皆さんどんどん入っていく。
床のレンガパターンが変わっていくのも面白い。

内部のワインバー。
煉瓦造の壁に木の梁、床も重厚な木。
日本では基本的に組積造が許されないので
このような混構造はむつかしい。
徹底して素材に焦点を当てて、
特別なことは何もしないデザイン展開が
心地よい。

この棚からワインを選ぶ。
このワイナリー、昨年ここで作られたワインのトップ3を選出し、
これらをブレンドしてその年のスペシャルワインを発売する。
これを毎年行うのですが、
当然「2023」を購入。
昨年はとても出来が良く、近年にないものができたそう。

こんな木陰で

チーズプレートをオーダーして
ワイン休憩。
ついでにスケッチ。

まだまだ連行される。