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設計　森です。
明けましておめでとうございます。

コロナもひと段落し、４年ぶりに海外へ。
ベトナム・ホーチミンで半日、オーストラリア・メルボルンで半日過ごしアデレードに一週間滞在。往路と同じ経路で帰国というスケジュールでした。

長旅に持っていく本は読み返しても面白い本を1冊、
それも文庫サイズが良い。
なかなかこういった本に当たらないのですが、今回はぴったりの本を持っていくことができた。
沢木耕太郎　『旅する力　深夜特急最終便』
1ページ目から大槻文彦が旅の定義として大言海で記した言葉が飛び込んでくる。
「家を出でて、遠きに行き、途中にあること」
旅の目的は人それぞれ、今回オーストラリアに同行した妻は旅先での「物・人・事」に興味があり、諸々接すること・体験することが目的である。
私はというと、基本は建築に接し体験すること。
と思いきや、意外なことに移動し続けることで「途中にあること」を感じ続けることが目的であったと今回の旅で気づき、思い知ったのでした。
建築に触れる旅ではあったものの
ふらふら歩き続けることが目的で過ごすことが何より癒しになったのでした。

次回より不定期集中で旅行記をアップします。