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スタッフブログ

新年あけましておめでとうございます。
井上です。
本年もビルド建築設計室並びに東海・ビルドを宜しくお願い致します。

今年は元日に起こった能登半島地震や次の日には航空機事故と立て続けにショッキングな
出来事で始まってしまいました。
地震や航空機事故でお亡くなりになられた方々に謹んでご冥福を申し上げますとともに、
被災されました皆様にも心からお見舞い申し上げます。

今回からシリーズブログとして2月に着工するテナントビルを紹介していきます。
タイトルはズバリ（仮称）大須テナントビル計画・・・です。
来年の５月ごろの完成を予定しておりますので完成は１年以上先とはなりますが
皆様お付き合いください！

記念すべき１回目の今回は初期デザイン（外観デザイン）の経緯を紹介。
このプロジェクトは最初にお話を頂いたのが２年前の秋。
中区大須にて約70坪の土地を購入したため、ここにテナントビルを建てたいとの
事でプロジェクトがスタート。
商業地域で容積率も600％あり、最大限のボリュームで9階建てを計画。

数回のプラン変更を経ていよいよ外観デザインを提案する段階へ。
初期プランとして３案を作成しました。

まずはA案。



 

 

全体をブラックとし、シンプルに構成。
テナントの天井を木目で統一させ、アクセントとしたプラン。

続いてB案。

 
 


コンクリートとボックスの組み合わせの中にバルコニーを入れ込み
凹凸あるデザインとしたプラン。

最後にC案。


 


 

全体を白いボリュームとして捉えた塊とする。
その塊の一部を切り取ってデザインを構成したプラン。
建物というよりは彫刻的な造形美を意図したデザイン。

こういった全てデザイン構造から見た目も異なる３案は時として
オーナー様を迷わせる結果となる場合もありますが、今回のプロジェクトに関しては
建築にとても造詣の深いオーナー様。

各案のテイストをじっくり吟味され、B案をベースに進めようとの結論となりました。
次回はそのB案を煮詰めていく工程をご紹介致します。

続く・・・