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今回は今年オープンした麻布台ヒルズのご紹介。

デベロッパーは言わずと知れた「森ビル株式会社」。





森ビルの実質的創業者 森稔氏は

ル・コルビュジエの著書「輝く都市」の思想に基づいて、

密集している低層建築物を高層ビル化と地中化により垂直に集積させ、

緑地面積と公開空地を確保する再開発手法をとっている。





都心部をもっと空へ、そして地下へと立体的に活用すれば、はるかに多くの空間を生み出せる。

土地を増やすことはできなくても、空間を増やすことはできる。それも緑豊かな環境で、

災害時にも安全で、温かなコミュニティが育つ街をつくっていくことで、より多くの人が都心で、

充実した職住近接の暮らしができる事を目指しています。



このようにして生み出した都市を「垂直庭園都市（バーティカルガーデンシティ）」と呼称し、

まさにこれを体現したのが麻布台ヒルズです。



麻布台ヒルズのコンセプトは、

「緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街−Modern Urban Village−」。

都市の本質はそこに生きる人にあるからこそ、人間を中心に発想し、

誰もが豊かに暮らせる環境をめざした「ヒルズの未来形」です。

高層建築と緑豊かな低層建築にオフィス、レジデンス、商業施設、インターナショナルスクール、医療施設など、多様な都市機能が集積したコンパクトシティが完成しました。

敷地面積約8.1haのうち1/3が緑地となっており、緑あふれる環境をつくると共に

災害時の避難所になります。防災備蓄倉庫もあり、災害時は最大約３６００人の帰宅困難者の受け入れが可能。







東京をより良い街にしたいという森氏の理念が強く表れています。


ロンドンも、パリの街並みは100年前と変わっていない。

それに比べ東京はダイナミックに変わり続けている。

森氏のように理念を持って開発されている方のおかげで東京という街はより進化している。


東京は世界的に見ても面白い街だとつくづく実感します。


設計部 橋本でした。