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EVENT
2026年08月21日
東京研修 -モダニズム建築をめぐる③ー
こんにちは、関戸です。
最近は朝晩が涼しい日も多く、夜風が気持ちいいので、ついお散歩に出てしまいます。
ですが、日中はまだまだ暑い日が続きますので、皆さまも体調にはお気をつけください。
さて、今回の東京研修では「モダニズム建築」をテーマに、訪れた建築を一つ一つじっくり見学しました。
事前に、モダニズム建築に見られる「凄味」と「古美る」に注目し、建物の形やデザインだけではなく、そこに込められた感性や哲学を感じ取ることが大切だと教えていただきました。
また、AIの活用が進むこれからの時代だからこそ、人の感性から生まれる価値がより重要になるのではないか。そんなことを頭に入れて、今回の研修に臨みました。
入社してから何度も耳にしてきた「古美る」という言葉も、今回の研修を通して、これまでとは少し違った意味で捉えるようになりました。
表面的なデザインだけではなく、その建築を残したいと思う人がいて、後世に伝えたいと思われることも「古美る」の一つなのだと学びました。
いくつかの建築を見学した中で、今回は特に印象に残った「国立代々木競技場」についてご紹介します。

国立代々木競技場は、1964年の東京オリンピックに合わせて丹下健三氏が設計した建築で、第一体育館と第二体育館から構成されています。
最大の特徴は、柱から屋根を吊る「吊り屋根構造」です。
下調べをする中で私が一番驚いたのは、その工期の短さでした。
1963年2月に着工し、1964年8月31日に完成。わずか18か月で、当時としても前例のない構造の建築を完成させたことに驚きました。

実際に見学すると、構造体そのものがデザインとなっており、力強さと美しさを兼ね備えていることが印象的でした。
和を感じさせる柔らかな曲線と工業的な構造表現も美しく、周囲の木々や広場と一体となった景観にも魅力を感じました。
また、建物の形だけでなく、どのように使われるのか、なぜこのように設計されたのかまで知ることで、そこに込められた設計意図や時代背景をより深く感じることができました。
今回、実際の建築を見て「なぜこの建築を残したいと思うのか」を考えたことで、「古美る」という言葉も少し具体的に理解できたように思います。
これからも建物の形だけではなく、そこに込められた思いや、時間を超えて残っていく価値にも目を向けながら、建築を見ていきたいです。