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EVENT 2025年09月12日

メタセコイア並木と馬の森

先日琵琶湖でSUPとキャンプを楽しんだ帰り、メタセコイア並木の近くで自然に溶け込む建物を見つけ、立ち寄ってみました。



建物の入口は洞窟のようで、中に入ると大屋根の下に広がる木組みの空間が広がっています。屋根裏は木が編み込まれたように組まれ、森の枝がそのまま形になったかのように感じられます。版築の壁や土壁も使われていて、自然素材の質感が空間全体に温かさを与えています。設計は建築家の芦澤竜一氏。馬と人が過ごしやすい空間をつくりながら、建築とランドスケープを一体化させる計画されたそうです。


室内の窓や開口部からは柔らかな自然光が差し込み、森や馬たちを眺めながらカフェで過ごせる空間になっています。馬と人の距離感も計算されていて、居心地の良さが随所に感じられます。

この建物は雨水や風、雪までも設計に取り込み、快適で穏やかな環境をつくっています。風は水飲み場を通って空間に涼しさを運びます。冬には雪が暖気循環を助けるなど、自然の力を建築に取り込む工夫が随所に見られます。


馬と人が共に過ごせるふれあい広場を中心に、建築とランドスケープが一体となったこの空間は、ここでしか体験できない特別な場所だと感じました。屋根の上の緑化や並ぶメタセコイアも美しく、自然と建築が調和する景色を楽しめました。

設計者の意図や工夫を知りながら建物を体験すると、自然や動物との関わり方、空間づくりの考え方を学べる貴重な経験になりました。

関戸

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