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EVENT 2025年05月30日

ロサンゼルス研修 vol.1

設計部の橋本です。

大変有難い事に会社の研修でアメリカ・ロサンゼルスに行かせて頂きました。

他のメンバーと共にブログで皆様と共有していきたいと思います。


まずはロサンゼルスの概要と歴史から。


ロサンゼルスは、アメリカ合衆国カリフォルニア州南部に位置する、西海岸最大の都市です。面積は1,215km²、人口は約400万人で、1781年にスペイン人が街を建設しました。

かつてスペインは植民地。1821年にメキシコがスペインから独立した際に、ロサンゼルスもメキシコの一部となりました。

しかし、1848年の米墨戦争の結果、カリフォルニア州とともにアメリカ合衆国に割譲されました









現在でもスパニッシュ・コロニアルと言われる様式の住宅がいっぱい建っています。




私は今回の研修で学びたかったのがアメリカの住宅について。

特にライト、その弟子のシンドラーやノイトラの設計した住宅。

そしてケーススタディーハウスの住宅。

ケーススタディーハウスは1940年代からアメリカの西海岸で始まった実験的住宅プログラム。
雑誌「アーツ&アーキテクチャー」により提案・スポンサーされました。
第二次世界大戦後の住宅需要に備え、当時の著名な建築家たちの手により、実験的かつ革新的な住宅となる建築を、多くはロサンゼルスに建てられたんです。







1880年代アメリカではライトが。ヨーロッパではコルビジェやミースが大頭し、伝統的な様式から脱却しモダニズムへと移行した時期です。

フランク・ロイド・ライト設計


エニス・ハウス



ホリホックハウス

建物の内容は内容が濃いのでまた次回お伝えします。



ライトの設計に憧れて二人の設計者がウィーンより渡米してきます。

それがシンドラーとノイトラ。

シンドラーは1920年から23年までライトに師事し、上のホリホックハウスを担当しています。

その時期はライトが日本で帝国ホテルなど手掛けていた時期であり、

シンドラー主導で住宅を進めていたようですが、ライトの後の手記でシンドラーに対する苦言が書かれていたり、調子が良すぎるところが好きな所だなど

関係性が良かったのか、悪かったのかよく分かりません。




シンドラーの自邸



ノイトラの自邸

後には現代にも強く影響を与えているケーススタディーハウスに取り入れられている

装飾を排し、機能性を重視したデザインや開放的な空間設計がされるようになります。



しかしそれまではライトの影響が強く残り、どうにか脱却しようとする試みがなされています。



プエブロ・リベラ・コート 1923年 シンドラー設計

ライト建築の特徴の水平性の強調がよく出ている。


国も人も建築も歴史ありということで

また次回ロサンゼルス住宅特集お楽しみに。
 

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