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EVENT
2024年12月20日
青森研修 ~その6~
皆さんに便乗して、浅田も青森建築を、、、
11月某日、青森で建築の視察に行って参りました。今回のメインは近代建築巨匠として知られる、ル・コルビジェを師とする前川國男氏の建築巡りでした。
日本でモダニズム建築を広めた先駆者のデザインを学び、実務に活かす。その他、青森ならではの気候・文化も体験し。非常に充実した研修でした。
弘前こぎん研究所 設計:前川國男
前川氏の処女作あり、「津軽こぎん刺し」の販売・企画所。コルビジェの「四角な白い箱」の考えが垣間見える作品です。
ピロティ、屋上、壁から離した柱、横長の窓、スチールサッシはモダニズム建築の特徴をわかりやすく伝えています。
やはりコルビジェのサヴォア邸に似てますね!(下記写真)
なんと竣工は昭和7年(1932年)。築94年です。今では当たり前のRC造ですが、
当時を想像すると木造の住宅の並びに真っ白なキューブ。
異様です。。。前川氏の建築の可能性を模索する姿に脱帽ですね。
そして、前川氏のスケッチ、使われていた製図道具に釘付けになる社員です。
弘前市斎場 設計:前川國男
「前川自身や親しい人の死を間近に感じながら、弘前市民の人生の最後の時間を受け止める建物を考え、完成させた建物」がテーマになります。
森の中に佇み、永遠の別れの場である炉前含め、壁がコンクリートのはつり仕上げとなっています。
現代では、はつり仕上げでは機械を用いることが多いですが、当時は手作業になります。
また、円弧部分の角のはつり仕上げがどこも欠けることなく施工されていることから、当時の職人の技術力の高さがわかります。
あくまで分析になりますが、最期を迎える人を丁寧な手作業によるはつり仕上げで送り、最期まで人の手で送ってあげるという前川氏の想いがくみ取ることができます。
以上、浅田でした。
11月某日、青森で建築の視察に行って参りました。今回のメインは近代建築巨匠として知られる、ル・コルビジェを師とする前川國男氏の建築巡りでした。
日本でモダニズム建築を広めた先駆者のデザインを学び、実務に活かす。その他、青森ならではの気候・文化も体験し。非常に充実した研修でした。
弘前こぎん研究所 設計:前川國男
前川氏の処女作あり、「津軽こぎん刺し」の販売・企画所。コルビジェの「四角な白い箱」の考えが垣間見える作品です。
ピロティ、屋上、壁から離した柱、横長の窓、スチールサッシはモダニズム建築の特徴をわかりやすく伝えています。
やはりコルビジェのサヴォア邸に似てますね!(下記写真)
なんと竣工は昭和7年(1932年)。築94年です。今では当たり前のRC造ですが、
当時を想像すると木造の住宅の並びに真っ白なキューブ。
異様です。。。前川氏の建築の可能性を模索する姿に脱帽ですね。
そして、前川氏のスケッチ、使われていた製図道具に釘付けになる社員です。
弘前市斎場 設計:前川國男
「前川自身や親しい人の死を間近に感じながら、弘前市民の人生の最後の時間を受け止める建物を考え、完成させた建物」がテーマになります。
森の中に佇み、永遠の別れの場である炉前含め、壁がコンクリートのはつり仕上げとなっています。
現代では、はつり仕上げでは機械を用いることが多いですが、当時は手作業になります。
また、円弧部分の角のはつり仕上げがどこも欠けることなく施工されていることから、当時の職人の技術力の高さがわかります。
あくまで分析になりますが、最期を迎える人を丁寧な手作業によるはつり仕上げで送り、最期まで人の手で送ってあげるという前川氏の想いがくみ取ることができます。
以上、浅田でした。