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2024年04月19日
考えること ~廃墟~
皆さんこんにちは。社会人二年目に突入しました浅田です。
たくさんの仕事に追われながらも、ただこなすのではなく。どうこなせば効率良く物事が進んでいくのか“常に考えて”います。
“常に考える”ということで、今回のブログは僕が“建築”に対して考えていることを書いていこうと思います。
まち歩きや建築雑誌を読んでいるとかっこいい建物や変わった形の建物に目を惹かれ、ネット等で調べますが、「あぁ、なるほどな。」で終わらないようにすることが大切だと思います。「雑誌にはこう書いてあるけど、自分はこう感じた。こういう方法もあったんじゃないか。」という考えを深掘りし、自分の軸を持つべきです。
とはいってもテーマが壮大すぎるので絞っていきます。
というわけで今回はまちなかやテレビ特集等で目を惹かれる『廃墟』をテーマに僕が考えたことを模索していきます!
廃墟は本来の機能や利便性・快適性は失っているはずですが、人を惹きつける『なにか』があります。では、その『なにか』とは何でしょうか、、、思考。。。
一つ目は“人工×自然”です。人工物と自然物は正反対の関係性にあります。しかし廃墟の中には、人が手をつけないからこそ。建築という人工物に自然物が介入し、その境界線を曖昧にします。
二つ目は“空間の異化”です。建物の風化で屋根や壁が崩れ落ちることによって、それまで内部空間だった場所が光等の侵食によって外部空間へと異化させます。
三つ目は“想像の掻き立て”です。使われなくなった建物を見た時、人は、当時ここはどのような使われ方をしたのだろうかと、想像を膨らませます。
これらの分析の共通点として、廃墟の『なにか』は時間性が纏うことで価値が付加されていき、目を惹いているのです。
では時間性を纏う建築とは?
こんな感じでしょうか。まだ壮大ですね(笑)。これをさらに具体化していく時間がないのでここらへんで、、、でもなにか生まれてきそうですよね。
最後に個人的に好きな、廃墟をコンバージョンした建築作品を下に貼って終わります!
このブログを読んでからだと別の視点で視ることができるかもしれませんよ~。
以上、浅田でした!
沙井村ホール
設計:ARシティオフィス
場所:中国
廃墟化した発電所を、文化ホールという村民にとっての精神的な施設として生まれ変わらせたプロジェクト。主要な構造は部分的に保護しながら可能な限り保持し、屋根を構成していた鉄骨トラスは解体し再利用することで、発電所が積み重ねてきた時間の痕跡を体感できる空間を創出。
ARシティオフィスが中国の廃墟に刻まれた時間の痕跡を体験する文化ホール〈沙井村ホール〉ARCity Office experiences the traces of time carved into the ruins of China's cultural halls "Shajing Village Hall" |CULTURE|TECTURE MAG(テクチャーマガジン)
たくさんの仕事に追われながらも、ただこなすのではなく。どうこなせば効率良く物事が進んでいくのか“常に考えて”います。
“常に考える”ということで、今回のブログは僕が“建築”に対して考えていることを書いていこうと思います。
まち歩きや建築雑誌を読んでいるとかっこいい建物や変わった形の建物に目を惹かれ、ネット等で調べますが、「あぁ、なるほどな。」で終わらないようにすることが大切だと思います。「雑誌にはこう書いてあるけど、自分はこう感じた。こういう方法もあったんじゃないか。」という考えを深掘りし、自分の軸を持つべきです。
とはいってもテーマが壮大すぎるので絞っていきます。
というわけで今回はまちなかやテレビ特集等で目を惹かれる『廃墟』をテーマに僕が考えたことを模索していきます!
廃墟は本来の機能や利便性・快適性は失っているはずですが、人を惹きつける『なにか』があります。では、その『なにか』とは何でしょうか、、、思考。。。
一つ目は“人工×自然”です。人工物と自然物は正反対の関係性にあります。しかし廃墟の中には、人が手をつけないからこそ。建築という人工物に自然物が介入し、その境界線を曖昧にします。
二つ目は“空間の異化”です。建物の風化で屋根や壁が崩れ落ちることによって、それまで内部空間だった場所が光等の侵食によって外部空間へと異化させます。
三つ目は“想像の掻き立て”です。使われなくなった建物を見た時、人は、当時ここはどのような使われ方をしたのだろうかと、想像を膨らませます。
これらの分析の共通点として、廃墟の『なにか』は時間性が纏うことで価値が付加されていき、目を惹いているのです。
では時間性を纏う建築とは?
こんな感じでしょうか。まだ壮大ですね(笑)。これをさらに具体化していく時間がないのでここらへんで、、、でもなにか生まれてきそうですよね。
最後に個人的に好きな、廃墟をコンバージョンした建築作品を下に貼って終わります!
このブログを読んでからだと別の視点で視ることができるかもしれませんよ~。
以上、浅田でした!
沙井村ホール
設計:ARシティオフィス
場所:中国
廃墟化した発電所を、文化ホールという村民にとっての精神的な施設として生まれ変わらせたプロジェクト。主要な構造は部分的に保護しながら可能な限り保持し、屋根を構成していた鉄骨トラスは解体し再利用することで、発電所が積み重ねてきた時間の痕跡を体感できる空間を創出。
ARシティオフィスが中国の廃墟に刻まれた時間の痕跡を体験する文化ホール〈沙井村ホール〉ARCity Office experiences the traces of time carved into the ruins of China's cultural halls "Shajing Village Hall" |CULTURE|TECTURE MAG(テクチャーマガジン)