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WORKS 2024年02月02日

一人建築研修

こんばんは、佐野です。
現在岐阜市で進めているプロジェクトの打ち合わせのため、本日も岐阜市へ行ってきました。
今日はいつも伺っている事務所とは別の場所だということで向かったところ、近くに変わった高層建物を発見。
2022年に完成した岐阜県新庁舎です。

どこの会社の設計なのかさっそく調べてみると、【日建・大建・岬 設計共同体】とのこと。
いつもより渋滞が無く打合せまで時間を持て余していた私・・・
やることは一つ・・・打合せまでの時間を使って見学へ。
一人建築研修のスタートです。

建物へのアプローチから木ルーバーがふんだんに使われている。

中へ入ると・・・(1階は人が多かったので2階の写真ですが)

内部もまた、メインの仕上げが木ルーバーしかもガラス手摺の側面に木ルーバー・・・
まるで建築家隈研吾氏の建築を彷彿とさせるデザイン構成です。
時間が無いので3階へ。

淡いブルーのタイルと木ルーバー、そして雲を模したような白の天井材が見事にマッチした、落ち着きある空間です。
アイストップのように存在する中央の階段に向かうと。

段と段の間に隙間があるスリット階段。よーく見るとただ隙間を開けているのではなくスチールが施されています。
吹抜けに用いられている手摺の木ルーバー同様に視線の抜けを演出しています。

さすがに上階まであがる時間はないので、とりあえずEVホールへ。

公共施設のEVがこのデザインでいいんだ!と思わされたEVホール。
階数表示もなく、あるのは【▲うえ】【▼した】のボタンのみという極めてシンプルなデザイン。
出入口にテーパーを設けることで一味違う印象を与えます。コストをかけずにデザイン性を上げる。
勉強になります。

周囲の光壁には、和紙が用いられているそうです。

そろそろ時間が迫ってきたので、再び外へ。

重厚感ある外壁タイル(美濃焼タイルがふんだんに使用されています)そこにリズミカルに設けられた四角い樋。
こんなに小さい四角の樋を使っているので、案の定、樋の数は多い・・・・けど違和感がない・・・なぜ?
真正面からみてみる、

答えがわかる・・・サッシの枠幅と一致!!細部にまでこだわるデザイン。勉強になりました。

最後に他の記事によると、あの隈研吾氏がデザインアドバイザーとして携わっていたようです。
これまた納得ですね。

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