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EVENT 2023年07月21日

BRUTALIST ARCHITECTURE IN JAPAN  日本のブルータリズム建築

ブルータリズム
イギリスの建築家アリソン&ピーター・スミッソンによって1953年に定義された用語で、
直接的で生な素材の使い方を指向する建築理念と建築様式のこと。

自らの作風とか好きな建築を羅列して共通点を見つけるとすれば
私の場合は確実にブルータリズムに浸かっている。
モダニズム建築と一括りに言ったりしていますが、
モダニズムが純粋さをなくし始めたころに
提唱された理念と理論です。
50年代から70年代に隆盛し、
代表的な例にル・コルビュジエによる《ユニテ・ダビタシオン》(マルセイユ、1952)、
ルイス・カーンによる《フィリップ・エクスター・アカデミー図書館》(ニューハンプシャー州エクスター、1965-72)、
後のアーキグラムのメンバーなどが設計に関わった《ヘイワード・ギャラリー》(ロンドン、1968)など。

さて、突然何の話かと思われたかもしれませんが
先日、大型書店が次々閉店してゆく東京駅丸の内界隈で
活字中毒者の森が唯一よりどころとする丸善丸の内本店で見つけた
一冊の本。

なかなかブルータリズムに言及する書籍に出会えなかったので
狂喜して購入。¥6,600が安く感じる・・・
そして中を開くと
以前当社社員全員で訪れた
八王子セミナーハウス

などの後にページを捲っていくと掲載されている

福田山全久寺。天白区植田のお寺です。
設計は名古屋市の株式会社梶田建築設計事務所。
私が15年在籍した事務所です。


1973年中部建築賞受賞。


こんな事務所で育ったので意識せずとも刷り込みが行われて
意識せずともブルータリズムを設計していたのかもしれません。

昨年、代官山で開催されるSDレビューという若手建築家の展示を見に行った折
ブルータリズムをそのころ東京都現代美術館で行われていた吉阪隆正展に絡めて論じている
30歳前後とおぼしき建築設計者グループがいました。
行儀悪く立ち聞きしていたのですが、
加わりたかった・・・






 
 

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