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EVENT 2024年02月24日

オーストラリア9


メルボルン大学
いきなり独特のデザインに対面。
ここは寮だそうですが・・・
メルボルン中心部からそれほど離れていない場所に広大な敷地を構える。
ゴットフリート・ベームかルドルフ・シュタイナーか。
今日はたくさん建築を見たけど、飽きないなーと言いつつ歩く。

この校舎でロイさんもサイモンさんも学んでいたそうですが
コンクリート梁を挟む天井の湾曲した光沢を放つ無垢板(そのまま庇となる)、
壁のレンガとドアのバランス、
ベンチと背もたれ、柱に付くベンチ。
このまま住宅や高級マンションのデザインに写しこめそう。
年月を経て味が出てくる素材が程よい主張のなかでバランスしてる。
懐かしがる2人をほっといて観察。
建築探査アンテナ全開でキャンパスを進む。

改修中の新校舎。
建築学科だそうですが
まあ、ありがちなデザインだなーと
回り込むと


ありがちなどと生意気言ってすみませんでした。
さすが建築学科。
上部グリッド崩しから飛び出す壁も
下部斜めねじれサッシ(方立が三角・・・)も
大好物です。
更に回り込むと

樹木で分かりにくいのですが
クラシックな旧校舎を
波打つルーバーの新校舎で挟み込むという
暴挙ともいえるデザイン。
まじかー  と感心してると
「もう一棟最近の校舎があるよ」
公園のようなキャンパスのような中を歩き


音楽学科だそうです。
外壁のルーバーは音そのものを可視化したのだろうか・・・

全体のデザインコードとかを議論する前に
「不連続統一体」が思い浮かぶ。

こんなクラシックな校舎も残っていて
「時間軸を要素に組み入れた不連続統一体」という
新たな課題を発見。
このブログを書いている現在、
この課題を追求中です。
建築リストではノーマークの大学でしたが
こんなに面白い発見をさせていただいて
2人に感謝。
大学前で治療を終えたベアタさんと合流。
夕方のフライトで今回の旅の本拠地アデレードへ飛ぶので
あまり時間がない。
「どこかカフェでゆっくりしようか?」
と誘うと
「市中心部にもう一つ面白い大学があるから
空港へ送りがてら見に行こう。」
とお二人からありがたいお言葉。
遠慮はしない。

甘えます!


 

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